中野東小学校で点字体験学習を実施しました

令和6年9月10日(火)に,ボランティアセンターに登録しているボランティア団体「鹿嶋市六点会」のメンバー3名のご協力のもと,中野東小学校4年生40名を対象に点字体験学習を実施しました。

児童たちは,ボンドの容器や酒の缶などの点字サインに触れ,身近な物に点字サインがあることを確認した後,点字器を使用して実際に点筆で文字を打ってみました。その後,学校名・年組・氏名の書き方を練習し,点字名刺を完成させました。
はじめは,小さなマスの中に六点を打つことにとても苦戦している様子でしたが,慣れてくるとスムーズに打てるようになり,自分の名刺を完成させた時はとても嬉しそうでした。
点字の読みの挑戦では,「我こそが」と大勢の児童が素早く手を挙げる姿に理解力の速さを感じました。
体験後は,「楽しかった」「難しかったけど,楽しかった」「目の見える自分たちが大変なのだから,視覚に障がいのある方はもっと大変だと思った」などの感想の他,「30や300はどう打つのか」「なぜ,“う”などの文字は伸ばし棒で打つのか」などの質問があり,色々と考えながら体験してくれていたことに感心しました。
また,「自分にできることは何か」という質問もあり,体験を実社会に活かして行こうとする頼もしさを感じることができました。
今回の体験を通して,視覚障がいのある方への理解を深めると共に,自分たちにできることを考えることができたと思います。

日常生活の中には,点字サインがたくさんあります。
興味を持った方は,是非,周りにある点字を見つけてみてください。
また,皆さんにできることもたくさんあります。体験を機に色々と考えていただければ嬉しいです。

鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。