鹿野中学校で高齢者疑似体験を実施しました

令和7年9月24日(水)に市立鹿野中学校で,ボランティアセンターに登録しているボランティアさん5名のご協力のもと,1年生74名を対象に高齢者疑似体験学習を行いました。

まず,生徒には「素敵に歳を重ねて」というDVDをご視聴いただき,高齢者の日常生活を知っていただきました。
その後,装具を着けて高齢者の身体機能の低下に伴う日常生活の動作を体験していただくことで,高齢者の気持ちに寄り添っていただきました。

体験後の生徒たちからの感想には,「階段の上り下りが大変だった」,「目が見え辛かった」「ゴーグルを着けることで,明るさや場所の見え方が違って不思議な体験が出来た」,「DVDを視聴して思ったことと実際体験して思ったことが違って,想像より大変だということが分かった」「DVDを視聴して高齢者は大変なんだと思ったが,実際体験してみて,毎日こんなに大変だと思うと怖くなった」「白内障のゴーグルを着けると,光が白く見えて驚いた」「ゴーグルを着けると色が感じ辛かった」「自分も高齢者になった時の未来を想像してしまった」など,たくさんの気付きがありました。

今回の体験を通して,高齢者が日常生活で感じる困難を理解し,思いやりの心を深めるとともに,超高齢社会を考えるきっかけをつくることが出来たと思いました。

体験から得たものを,是非,今後の学びや生活に役立てていってほしいと思います。

鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習の協力を行っていきます。