鹿島小学校でアイマスク体験学習を実施しました
令和7年10月22日(水)に鹿島小学校で,ボランティアセンターに登録しているボランティアさん6名のご協力のもと,4年生86名を対象にアイマスク体験を実施しました。
児童は,二人一組になって視覚に障がいのある方の疑似体験と介助者体験の双方をすることにより,視覚に障がいのある方の気持ちや日常生活の大変さ,介助方法や介助者の必要性などを学びました。
体験後,アイマスクを着用して介助された時の感想では,「視覚に障がいのある方は,不安を抱えて生活していることが分かった」「アイマスクを着けると怖くて歩くことが出来なかったので,視覚に障がいのある方は凄いと思った」「階段の上り下りが難しかった」「体験したことで視覚に障がいのある方の気持ちが分かった」などがありました。
また,介助者を体験してみての感想では,「言葉で誘導することが大事だと思った」「言葉で誘導する介助が難しかった」「細い道の歩き方が難しかった」「介助者が一つひとつ丁寧に話さないと視覚に障がいのある方に伝わらず,相手が不安になってしまうということが分かった」「左右の指示出しが難しかった」「これから,視覚に障がいのある方を見かけたら,教えたり手伝ったりしたい」などがありました。
これらの感想から児童には,体験したからこその気付きを得ていただけたと思いました。
アイマスク体験を通して,視覚に障がいのある方の気持ちや生活を知るということで,児童たちは,介助される方も介助者も安心・安全に行動するにはどうしたらよいか,また,言葉による誘導がどんなに大切かなど,色々と考え,「これから」に思いを発展させていっていることを感じられました。
初めての体験に真摯に取り組む場面が見られ,児童の皆さんの学習姿勢に感心させられました。
体験から得たものを,是非,今後の学びや生活に役立てていってほしいと思います。
鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。
