中野西小学校で手話体験学習を実施しました

令和6年9月17日(火)に,ボランティアセンターに登録しているボランティア団体「大野手話クラブ」のメンバー7名のご協力のもと,中野西小学校3年生5名,4年生11名を対象に手話体験学習を実施しました。

講師から,「手話ってなに?」・「ろう者の生活(実際に聴覚に障がいのあるメンバーご協力のもと)」のお話を聞いた後,果物・動物・スポーツ・数字などを表す手話を学びました。
また,覚えた手話で,自分・家族・先生の年齢や家族の人数を発表したり,手話で示された数字のグループづくりをしたりするなど,様々なことにチャレンジしました。
「さんぽ」を歌いながら手話で表現する姿もとても楽しそうでした。
今回は,初めて電子黒板を使用しての授業でしたが,言葉の説明に加え,板書により視覚からの理解も深めていただけたことと思います。

体験を終えた児童からは,「楽しく学べてよかった」「いろんな手話を覚えられて楽しかった」「手話だけではなく,聴覚障がいについて色々と知ることができてよかった」「耳が聞こえない人は大変だと思った」などの他に,「もう少しやりたかった」「鹿嶋まつり(みんなのひろば)で体験したことはあるが,詳しく説明を聞いたのは初めてだった。今日体験して,自分も手話をやってみたいと思った」と意欲的な感想も聞くことができました。

手話を覚えて,実際に聴覚に障がいのある方と会話ができるまでになるには時間がかかると思います。
興味をもった気持ちを大切に,手話サークルやNHKのEテレの手話の番組・YouTubeを利用してなど,少しずつ手話を習得していってほしいと思います。

また,手話でなくても,聴覚に障がいのある方と会話できる方法はたくさんあります。身振り・読話・空書・メモ・スマートフォン・コミュニケーションボードなども使用してみてください。

体験から得たものを,是非,今後の生活や学習に活かしていっていただけたらと思います。

鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。