平井小学校でアイマスク体験学習を実施しました
令和7年9月3日(水)に平井小学校で,ボランティアセンターに登録しているボランティアさん6名のご協力のもと,5年生51名を対象にアイマスク体験学習を実施しました。
児童は,二人一組になって視覚に障がいのある方の疑似体験と介助者体験の双方をすることにより,視覚に障がいのある方の気持ちや日常生活の大変さと介助方法や介助者の必要性などを学びました。
体験後は,「階段の誘導が上手く出来なかったので,また機会があればやってみたい」「介助者の誘導のお蔭で安心して体験出来た」「視覚に障がいのある方の生活が大変なことが分かった」「介助者が上手く誘導してくれなかったので怖かった」「視覚に障がいのある方にとって介助者は必要だと思った」「私たちが普通に歩いている道もアイマスクを着けると怖かった」「言葉で伝える介助が難しかった」など,様々な感想が発表され,体験したからこその気付きを得ていただけたと思いました。
体験学習の冒頭で,「介助者は,安心・安全な介助を考えながら,声に出して言葉でしっかりと誘導してください」と,介助する際の注意点を皆さんにお伝えしました。
各々,「どのように誘導したら安心・安全な介助が出来るか」を自分なりに考えて声掛けをしていましたが,言葉で誘導することの難しさから,「上手く誘導出来なかった」という反省の声も聞かれました。
今回の体験から,視覚に障がいのある方にとっての介助者の必要性とともに,介助者と視覚に障がいのある方の間には,信頼関係が大切であることを理解していただけたと思いました。
児童の皆さんには,今回の体験から得たものを,是非,今後の学びや生活にも役立てていってほしいと思います。
鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。