平井小学校で点字体験学習を実施しました

令和7年9月10日(水)と令和7年9月11日(木)に平井小学校で,ボランティアセンターに登録しているボランティア団体「鹿嶋市六点会」のメンバー4名のご協力のもと,5年生53名を対象に点字体験学習を実施しました。

児童たちは,木工用ボンドの容器や酒の缶などにある点字サインに触れ,身近な物に点字サインがあることを確認した後,点字板を使用して実際に点筆で文字を打ってみました。
(※点字は,タテ3点・ヨコ2列の6つの点の組み合わせで出来ています。)

はじめは,小さなマスの中に六点を打つことにとても苦戦している様子でしたが,慣れてくるとスムーズに打てるようになり,学校名・年組・氏名の書き方を練習して自分の名刺を完成させた時は,とても嬉しそうでした。

体験後は,「点字は役に立つと思った」「点字を打つのが難しかった」「点字を打つ力加減が難しかった」「点字を打つのは手が疲れて大変だったが,楽しかった」「触って読むのは大変だと思った」「視覚に障がいのある方の大変さが分かった」「点字が学校のトイレにもあった方が良いと思った」などの感想がありました。

今回の体験を通して,視覚に障がいのある方の生活や気持ちを考えるなど,視覚に障がいのある方への理解を深めたとともに,社会においての点字の必要性も考えていただけたと思いました。
体験を機に,今後も色々と気付いたり,考えたりしていただければと思います。

皆さんの日常生活の中には,点字サインがたくさんあります。
興味を持った方は,是非,周りにある点字を見つけてみてください。

鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。