鉢形小学校で手話体験学習を実施しました
令和7年9月30日(火)に鉢形小学校で,ボランティアセンターに登録しているボランティア団体「鹿行聴覚障害者協会」のメンバー4名(講師2名・通訳者1名・奉仕員1名)のご協力のもと,4年生37名を対象に手話体験学習を実施しました。
最初に,講師から手話での拍手の仕方を教えていただいた後,「手話とは?」「聴覚に障がいのある方の生活を知ろう(①聴覚に障がいのある方のくらし・②聴覚に障がいのある方の日常生活)」のお話を伺い,手話とは,目で見る言葉(言語)であることや聴覚に障がいのある方とのコミュニケーション方法などを学びました。
次に,手話で「挨拶」を表現したり,「ジェスチャー」で絵に描かれた動物・食べ物・スポーツなどを表現したりすることで,実際にコミュニケーションの方法を体験しました。
その後,来月11月に開催される「デフリンピック」についてのお話を伺い,「応援」の手話の表現方法を学びました。
最後に,体験を終えた児童から講師に対して,「自分の子どもと会話する時は,どのようにしているのか?」「手話を知らない人が,聴覚に障がいのある方から手話で話しかけられた時は,どうやって対応したらよいのか?」「聴覚に障がいのある方が,赤ちゃんが泣いたことを知らせる器械を持っていなかった場合は,どうしているのか?」「電話がかかってきた時は,どうしているのか?」「手話を忘れてしまったことはあるか?」「飲食店での注文は,どのようにしているのか?」「外国人に手話で話しかける場合は,どのようにしたらいいか?」などの質問や,「手話が何種類もあることが分かった」「聴覚に障がいのある方が利用する器械を初めて見た」「地域によって手話が違うことに驚いた」「手話のことをたくさん知ることが出来てとても楽しかった」などの感想が発表されました。
児童からの質問の一つひとつに,講師の方が丁寧に答えていただけたことで,児童たちも,より一層学びが深まったことと思いました。
今回の体験を,今後の生活や学びに活かしていっていただけたらと思います。
鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。