鉢形小学校でアイマスク体験学習を実施しました
令和7年10月3日(金)に鉢形小学校で,ボランティアセンターに登録しているボランティアさん5名のご協力のもと,4年生34名を対象にアイマスク体験を実施しました。
児童は,二人一組になって視覚に障がいのある方の疑似体験と介助者体験の双方をすることにより,視覚に障がいのある方の気持ちや日常生活の大変さ,介助方法や介助者の必要性などを学びました。
体験後,介助をした時の感想では,「2人で溝を跨ぐ時,タイミングが合わなかった」「一歩の幅を伝えるのが難しかった」「言葉で誘導するのが難しかった」「椅子に座らせる時の介助が難しかった」「階段の下りがとても心配だった」「階段の終わりの伝え方が難しかった」などや,アイマスクを着用して介助された時の感想では,「怖かった」「学校の中は知っているはずなのに,アイマスクを着けたら分からなくなってしまった」「視覚に障がいのある方は,自分がどこにいるのか分からなくなってしまうと思った」などが発表され,体験したからこその気付きを得ていただけたと思いました。
今回の体験学習では,アイマスクを着用して行動することから“怖い”という気持ちになったという感想とともに,介助者体験をしたことで,怪我をさせてはならないという気持ちから“心配”という気持ちになったという感想がありました。
体験したことで,介助される方も介助者も安心・安全に行動するにはどうしたらよいか,また,言葉による誘導がどんなに大切か,ということを理解していただけたのではないかと思いました。
初めての体験に真摯に取り組む場面が見られ,児童の皆さんの学習姿勢に感心させられました。
体験から得たものを,是非,今後の学びや生活に役立てていってほしいと思います。
鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。

