波野小学校で手話体験学習を実施しました

令和7年7月4日(金)に,ボランティアセンターに登録しているボランティア団体「鹿行聴覚障害者協会」のメンバー6名(講師4名・通訳者2名)のご協力のもと,波野小学校4年生62名を対象に手話体験学習を実施しました。

児童たちは,体育館で,講師から「手話って何?」「コミュニケーションの方法」「聴覚障がい者の生活を知ろう」「デフリンピック」のお話を伺った後,各クラスに分かれて「挨拶」「指文字」「自己紹介」を表す手話を学びました。
その後,聴覚に障がいのある方とのコミュニケーションの方法の1つである「ジェスチャー」を使ったゲームをして楽しみました。

今回の体験学習では,受講した児童の誰もが聴覚に障がいのある方への理解を深めようと講師の話に耳を傾け,一生懸命手話を覚えようとしていました。
また,「自己紹介」や「ジェスチャーゲーム」の発表では,どの児童も積極的に手を挙げ,覚えた手話で表現したり,自分で考えたジェスチャーで一生懸命に動物や果物などを伝えようとしたりしていた姿がとても印象的でした。

体験を終えた児童からは,「ジェスチャーや手話がよく分かって楽しかった」「今までは自分の名前の手話しか出来なかったが,今日の体験学習で色々な手話を覚えられて嬉しかった」「手話以外にも色々な方法で聴覚に障がいのある方と話が出来ることを知った」「手話が出来るようになったら,聴覚に障がいのある方と話をしてみたい」など,体験したからこその感想を聞くことができました。

今回の体験学習の「コミュニケーションの方法」のお話で,聴覚に障がいのある方への伝達方法は手話以外にもたくさんあるということを学びました。
皆さんもそのような方に出会ったら,是非,コミュニケーションをとってみてください。

今回の体験を,今後の生活や学習に活かしていっていただけたらと思います。

鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。