平井小学校で手話体験学習を実施しました
令和6年11月19日(火)に,ボランティアセンターに登録しているボランティア団体「大野手話クラブ」のメンバー6名のご協力のもと,平井小学校5年生54名を対象に手話体験学習を実施しました。
講師から「手話ってなに?」「ろう者の生活」のお話を伺い,動物・果物・スポーツ・数字を表す手話を学んだ後,覚えた手話で,自分や家族の年齢を発表したり,手話で示された数字のグループづくりをしたり,「虹」を歌いながら手話で表現したりと様々なことにチャレンジしました。
なかでも,「ろう者の生活」では,実際に聴覚に障がいのあるメンバーの方に日常生活などのお話をしていただいたので,児童たちは興味深く聴いていました。
児童たちが,聴覚に障がいのある方への理解を深め,手話を覚えようと,休み時間や終了後も講師を取り囲んでいた姿に感心しました。
どの児童も,覚えた手話で表現する姿がとても楽しそうでした。
体験を終えた児童からは,「目も見えない人はどうやって手話を覚えるか?」「聴覚に障がいのある方は,電話の応対はどうしているのか?」などの質問や,「言葉では簡単に通じるが,手話は組み合わせがあって難しいと思った」「しっかりとポイントをつかまないと伝わらないということが分かった」「手話を発明した人は,すごいと思った」「手話が全世界共通ではないことに驚いた。そこから,他国の手話も覚えたいと思った」など,体験したからこその質問や感想を聞くことができました。
今回の体験学習を通して,大野手話クラブの皆さんに,児童からの質問の一つひとつに丁寧に答えていただいたことで,より一層学びが深まったことと思います。
今回の体験を,今後の生活や学習に活かしていっていただけたらと思います。
鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。