鹿野中学校で福祉講話学習を実施しました
令和7年9月17日(水)に市立鹿野中学校で,視覚に障がいのあるボランティアさんご協力のもと,1年生81名を対象に,教室と教室をつないだオンライン形式での福祉講話学習を実施しました。
講話中は,講師の声に耳を傾け,熱心にメモを取りながら聴いていた生徒たちの姿がとても印象的でした。講話後は,「視覚に障がいのある方は,どのように買い物をするのか?」「点字を覚えるのにどれくらいかかったか?」「これまでの人生で一番大変だったことは何か?」「普段の生活で,こうなった方が良いと思うことは?」などの質問が投げかけられ,講師から一つひとつ丁寧に回答していただきました。
また,「視覚に障がいのある方でも楽しく生活出来ることが分かった」「点字を覚えるのは大変だと思った」「話を聴くまでは目が見えないということを怖いと思っていたが,目が見えなくても不安なことばかりではなく,出来ることや人にしてあげられることがあるということが分かったので考え方を変えてみようと思った」「当たり前だと思っていたことが視覚に障がいのある方にとって不便なことが分かった」などの感想も発表されました。
今回の授業で,生徒たちの聴く姿勢はもとより,講話後の発表始めに自身の氏名を伝えた後,「今日は,有難うございました」と,生徒の誰もが言っていたことに感心しました。視覚に障がいのある方に「言葉で伝える」ということは,とても大切なことであり,生徒の感謝の気持ちが講師に伝わったことと思います。
今回の講話を聴いて抱いた気持ちを,今後の学びや生活に役立てていただけたら嬉しいです。
鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習の協力を行っていきます。