三笠小学校で手話体験学習を実施しました
令和7年10月7日(火)に三笠小学校で,ボランティアセンターに登録しているボランティア団体「鹿行聴覚障害者協会」のメンバー6名(講師3名・通訳者3名)のご協力のもと,4年生95名を対象に手話体験学習を実施しました。
最初に,4年生全員が体育館で,講師から手話での拍手の仕方を教えていただきました。
その後,①「手話」とは?②聴覚に障がいのある方の生活を知ろう(・聴覚に障がいのある方のくらし・聴覚に障がいのある方の日常生活)③「デフリンピック」のお話を伺い,④手話での「挨拶」表現を学びました。
児童たちは,休み時間に聴覚に障がいのある方が使用している目覚まし等の器械に実際に触れることで,聴覚に障がいのある方の生活をより理解しました。
次に,児童たちは,それぞれのクラスに移動して,講師から「指文字」を学び,手話で「自己紹介」をしたり,「ジェスチャー」で絵に描かれた動物・食べ物・スポーツなどを表現したりして,視覚に障がいのある方とのコミュニケーションの方法を体験しました。
最後に,体験を終えた児童から講師に対して,「手話で数字の11以上はどう表現するのか?」「色の手話表現はどのようにするのか?」「手話で地名はどのように表現するのか?」などの質問や,「色々なことを知ることが出来てとても楽しかった」「講師の方の手話表現が面白かった」「聴覚に障がいのある方のために色々な工夫がされていることが分かった」「たくさんの手話があることを知った」「手話は難しいと思った」など,体験したからこその感想が発表されました。
児童からの質問の一つひとつに,講師の方が丁寧に答えていただけたことで,児童たちも,より一層学びが深まったことと思いました。
児童の中には,今回の体験学習に臨むにあたり,各自で指文字を学んで,既に「自己紹介」の手話表現が出来るようになっていた人もいました。
驚きとともに,学ぶ姿勢の素晴らしさを感じました。
「学ぶ」ということは,自身を成長させ,世界を広げてくれます。
今回の手話体験学習により,児童の皆さんの世界が広がったことを感じさせられました。
是非,今回の体験を,今後の生活や学びに活かしていっていただけたらと思います。
鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。

