高松小・中学校合同で福祉講話を実施しました
令和6年6月28日(金)に,小児脳性麻痺の障がいのあるボランティアさんご協力のもと,高松小学校5年生29名と高松中学校2年生33名を対象に福祉講話を実施しました。
講話では,講師の方の小・中学生時代の体験談,自立とは何か,友人や社会との関わり方などについてお話しいただいた他,実際に松葉杖を使用して歩行を見せてくださったり,バレーボールを投げてくださったりと,ご自身の状態を児童・生徒に見せていただきました。また,代表児童・生徒による電動車いす体験もさせていただきました。
今回は,小・中学生合同での学習となりましたが,児童・生徒が集中して講話に耳を傾け,誰もが一生懸命メモを取りながら聴いていたことが印象的でした。講話始めに,講師の「障がい者と聞いてどういうイメージがあるか」という質問には,「生活に何かしら不便がある」「どこかでケアしなければいけない」「私たちに何ができるかと考えてはいるが,距離感を感じる」との声が聞かれました。その後,講話を終えての感想では,「困っている人がいたら,意識して声を掛けることが大切だと分かった」「これからは,積極的に声を掛けていきたい」など,講話を通して障がいのある方との向き合い方に理解を深められたのではないかと思いました。
障がいのある・なしに拘らず,誰もが過ごしやすい社会にするために,自分にできることを考えていってほしいと願っています。今回の講話を聞いて抱いた気持ちを,今後の学びや生活に役立てていただけたら嬉しいです。
鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。