平井小学校で点字体験学習を実施しました

令和6年10月30日(水)に,ボランティアセンターに登録しているボランティア団体「鹿嶋市六点会」のメンバー4名のご協力のもと,平井小学校5年生50名を対象に点字体験学習を実施しました。

児童たちは,ボンドの容器や酒の缶などの点字サインに触れ,身近な物に点字サインがあることを確認した後,点字器を使用して実際に点筆で文字を打ってみました。
その後,学校名・年組・氏名の書き方を練習し,点字名刺を完成させました。

はじめは,小さなマスの中に六点を打つことにとても苦戦している様子でしたが,慣れてくるとスムーズに打てるようになり,自分の名刺を完成させた時はとても嬉しそうでした。

体験後は,「缶などの点字表示の向きは決まっているのか?」「句読点の点字はあるのか?」「点字はどのように日本に入ってきたのか?」などの質問や,「点字にもローマ字みたいな規則性があることで覚えやすくなっていることを知り,日常生活にある点字を読んでみたいと思った」「缶にポツポツがあるのは知っていたが,点字だとは知らなかったので今日初めて知って驚いた」などの感想がありました。
また,点字の“や・ゆ・よ”の規則性が他の点字と違っていることに気付いた児童がいたことに感心しました。

今回の体験を通して,視覚に障がいのある方の生活や気持ちを考えるなど,視覚に障がいのある方への理解を深めることができたと思います。
体験を機に色々と考えていただければ嬉しいです。

日常生活の中には,点字サインがたくさんあります。
興味を持った方は,是非,周りにある点字を見つけてみてください。

鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。