大同東小学校でアイマスク体験学習を実施しました

令和7年11月7日(金)に大同東小学校で,ボランティアセンターに登録しているボランティアさん5名のご協力のもと,5年生37名を対象にアイマスク体験を実施しました。

児童は,二人一組になって視覚に障がいのある方の疑似体験と介助者体験の双方をすることにより,視覚に障がいのある方の気持ちや日常生活の大変さ,介助方法や介助者の必要性などを学びました。

体験後,アイマスクを着用して介助された時の感想では,「視覚に障がいのある方は,不安を抱えて生活していることが分かった」「アイマスクを着用して階段を上りきった時,達成感を感じた」「体験をしてみて,視覚に障がいのある方も仕事をしているということが,すごいと思った」「介助者の誘導が分かりやすかったので安心して歩けた」などがありました。
介助者を体験してみての感想では,「相手に伝わるようにはっきりと大きな声で介助した」「相手のことを思って介助した」「体験を通してたくさんのことを学べたので,視覚に障がいのある方で困っている方がいたら助けてあげたいと思った」などがありました。

また,学校の先生からは,「道路に設置してある点字ブロックは視覚に障がいのある方の為だと思っているが,健常者は踏まない方が良いか」というご質問がありました。
「踏んではいけないという規則はありませんが,点字ブロックは視覚に障がいのある方の為にあるので,健常者はなるべく踏まない方が良い」とお答えしました。
点字ブロックは,「視覚に障がいのある方の安全な歩行を助ける為の道標」です。
健常者は,点字ブロックは何の為にあるのかを考え,視覚に障がいのある方が安全に移動する為にも「避けて通る」「物を置かない」「立ち止まらない」「駐車・駐輪しない」などの保護する配慮が大切かと思います。
これらの感想や質問から,児童には,体験したからこその気付きを得ていただけたと思いました。

アイマスク体験を通して,視覚に障がいのある方の気持ちや生活を知るということで,児童たちは,介助される方も介助者も安心・安全に行動するにはどうしたらよいかを考え,相手を思った言葉による誘導で介助していたと感じました。
初めての体験に真摯に取り組む場面が見られ,児童の皆さんの学習姿勢に感心させられました。

体験から得たものを,是非,今後の学びや生活に役立てていってほしいと思います。

鹿嶋市社会福祉協議会では,児童生徒が福祉や思いやりについて学ぶきっかけとなるよう,今後も福祉体験学習への協力を行っていきます。